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No.68/2015.10.28(水)発行
発 信/SLAとうきょう

■介護施設でパチンコ、マージャン。「カジノ効果」期待?
  パチンコやマージャンなどを取り入れ、介護予防につなげる「カジノ型」デイサービスが関東を中心に増えている。施設のアクティビティー・プログラムに取り入れられ、「会話が弾む」と、利用者になかなの人気。疑似通貨を採用し、誤飲を防ぐためパチンコなら玉は外に出ない工夫などもされている。(10/25 朝日)
  ただ、日本の成人全体で4.8%が、「ギャンブルから抜け出せない依存症」の傾向も指摘されていることから、「好ましくない」と、早くも規制ブレーキをかける自治体もあり、複雑なトレンドだ。

■老人福祉や介護サービス業で倒産相次ぐ
  今年1月〜9月期で55件と前年を上回り、集計をはじめた2000年以来、過去最多(東京商工サービス調べ)のペース。なでも多いのは訪問や通所の介護サービスを手掛ける企業で、老人ホームは少ない。背景には、人手と人材不足。4月に介護報酬が改定され引き下げられたが、小規模業者にはハードルが高く、人材不足と人件費高騰の悪循環が続いている(10/26朝日、ほか)

■将来の自分の介護に「不安を感じる」が8割強
  将来、自分が希望する介護サービスは受けられないのではないか? と不安を「感じている人」は、「大いに」、「多少は感じる」合わせて86%に達した。「大いに感じる人」だけでも46%という結果が出た(読売新聞の「介護に関する全国世論調査」)
  「日本創成会議」は6月、2025年には、必要な介護を受けられない人が、首都圏で15万人を上回るとして地方都市への移住を提唱したが、移住に「賛成」が61%と、反対の36%を上回ったが、自分が希望するサービスを受けられるなら、という条件つき。


▲カット写真は「目黒区展」で。記事と直接には関係ないものもあります。

■日本の都市の7割で介護施設が不足
  民間のコンサルティング会社「タムラプランニング&オペレーティング」は、14年と同じペースで介護施設の整備が続いた場合、政令中核市65市のうち、30年には、その7割を超える48都市で介護施設が足りなくなると分析、公表した。先の「日本創成会議」が提唱する一部の都市には、介護施設に余裕があるとして東京圏からの移住を提言したのと相反する結果となった。

■介護離職は10万人。従事者は増えても問題
  介護で仕事を辞めざるを得ない人が増えている。内閣府の試算では13年に6577万人であった労働人口は30年に5683万人に減る。このうち、医療・介護分野の従事者が全体の労働人口に占める割合は、この先増え続け、4人に1人の割合になるという。こうした生産性の低い「介護担い手の増加は、経済の停滞をもたらす」と指摘するエコノミスト(野口悠紀緒・W大ファイナンス総合研顧問)もいて、頭が痛い(10/24 朝日)。「介護」の職場は、「聖職」とは言わずとも、「誇りと働き甲斐」のある職場でありたい。つい、ひと昔前の3K職場(キツイ、汚い、危険)を思い出してしまった。

■猫が犬を逆転か。ペット人口。飼い主の高齢化で
  ペット人口を二分してきた犬と猫。業界団体の「ペッドフード協会」の数字によると1994年から調査してきた過去の経緯で見ると、犬は12.8%減少する一方、猫は3.6%増えると推計できるという。90年代後半の小型犬ブームに飼い始めた犬が寿命を迎え、飼い主の加齢に伴う負担が背景にあるとみられる。

※出典のないものは、朝日、毎日、読売、日経、産経の記事を参考にしました。


▲カット写真は「目黒区展」で。記事と直接には関係ないものもあります。


<参加者募集!>

★テーブルとーく&ちょっと早めの忘年会
◆日時:平成27年12月12日(土)
◆会場:銀座・羽衣(予定)
◆内容:楽しい企画を検討中です。ご期待ください。

<第1部>テーブルとーく
◇時間:15:00〜16:30
◇今回の話題提供者、スピーカーは参加者の皆さんです。全員参加。
「私の今年」「私の来年の夢」(いずれも仮題)など、自由にご発言ください。
◇参加費300円<要予約>

<第2部>トシ忘れ忘年会
◇時間:17:00〜19:00 ◇会場:テーブルとーくサロンと同じ中華「羽衣」
(テーブルとーくの後、同店でおこないます。)
◇参加費:5000円(当日)

★第1部のみ、第2部のみの参加も可です。<要予約>

★幟たつ、国技館辺り、歴史散歩
 9月27日(日)。江戸博の企画展「江戸城と徳川」の最終日、となりの国技館は、夏場所の千秋楽とあって、両国界隈は賑わっていました(=写真)
 回向院、吉良邸跡、震災記念堂、江戸博と元気で歩きました。参加者は後になり先になり歩きながらの会話。秋色近い歴史も街・両国での、いつもながらの歩くサロン会でした。案内人は荒木正人SLA。


★シニア住宅見学会は、「ロングライフ梶ヶ谷」へ
 10月4日(日)、東急田園都市線「梶が谷」徒歩5分にある5階建51室のこじんまりしたホーム介護付有料老人ホームを見学しました。50室規模は同社のポリシーで全国21のホームに877室という。首都圏ほか最近は北海道、湯布院などリゾート地、海外展開もはじめた。レギュラータイプで一時金2,380万、月額費用14万円。最近起きた介護職員の事故や事件の背景は?大手だけが生き残れる制度になっていないか?など、相変わらず厳しい質問も飛び出した。
 「最低30万ご用意いただけば、ご満足いただける豊かな文化・空間・ケアをお届けできます」とマネージャー氏。玄関先の赤レンガで築かれた池が、落ち着きを見せていました。案内人は沢木清美SLA (=写真左は見学風景)

坂道がきつくなった仲間。「S字に登ればいいのよ。山登りと同じよ」。言われたとおりにやってみたら、ホント、楽々!ちょっと遠回りするだけ(車に気をつけて)

104歳の現役俳人・金原まさ子さん。最近のお気に入りの男性は作家の羽田圭介、ラグビー選手の五郎丸歩を挙げ、「美しい男は見ているだけでいい」。「見ているだけって意味シンね」。「100歳になればわかるわよ」(まだ40年早い)

「五郎丸ねえ、人気なのはわかるけど、男の肉体の塊のぶつかり合いみたいなラグビーのイメージと合わない。なんだか祈りのようなしぐさ、私は好きじゃないなあ。何か女々しいっていう感じ(女神かも)
NHKがわるいのよ。背景に、お笑いタレントを並ばせ、ボケだけ突っ込みだか知らないけど、笑いを取ればいいという番組があまりに多い。「天気予報」のときの花は、豪華すぎる!たぶん、ひもつきの花屋さんが受けているんだろうな。1回1万円?(わかんない)

「中国の人口島、「南沙諸島」がこれから火種になりそう。「そうなの?難しい政治のことはわかんないけれど「西之島」に期待したいわ。まだ大きくなっているんだって。父島とつながるぐらい大きくなるといい。今、東京ドーム51個分だが、まだまだ島は大きくなっている。日本の有望株、「西之島、もっともっと大きくなーれ!」(噴火も怖い)

「笑い」の効用は言われて久しいが、「相手がいる笑い」がいいそうよ。独りで落語や漫才で笑うより、人と対面して笑うのが良いらしい。「相手がペットだったら?」(笑うペットなら)

<好評のため再掲載>

「出かける、出会う、何かできる」・・・これを高齢者の「3デ主義」という。(引きこもり禁止、お出かけのススメ)
昔ばなしの桃太郎も、かぐや姫も、親の介護をしないで去っていく・・・桃と竹から生まれ、自分のDNAでない。それもあるけれど、「介護を家族だけに頼るな」っていう教えなのよ」と樋口恵子さん。彼女が言うとホントらしく聞こえてくるから不思議(造語家)


▲写真上は「目黒区展」に出品の山本尚SLAの碑文谷彫り 「南洋桜・今も咲く」

★山本尚さん
目黒区展に、碑文谷彫り作品「南洋桜・今も咲く」を出展。

★高村花美さん
中野芸術劇場の第7回「ななかまど朗読会」に出演。

★岡田久男さん
「銀漢」 柴山つぐ子主宰の北軽沢俳句会同人に。
→銀漢俳句会・北軽井沢句会のホームページはこちら
◇常総市の水害を詠む <神おわす杜をえぐりて秋出水> 久男

※常時募集中! 気になることばのヒント、川柳(編集部・選)

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