シニアが気になる!数字やトピックスから、安全・安心な社会を一緒に探すメルマガです。

No.67/2015.8.29(土)発行
発 信/SLAとうきょう

<終戦70年の夏・・・>
  今年の夏は、これまでの終戦記念日とは違った催事や企画が相次いだ。戦争体験世代が減るなかで、「戦争の記憶を伝えよう」という機運がいっそう高まり、さまざまなグループが立ち上げ活動をはじめた。
「戦争を語り継ぐ三世代」、「初めて明かされた戦争の事実・・・・」といった公開記録や、これまで黙していた体験者が語りはじめたのも、これまでにない終戦の夏でした。
  なかで、終戦記念日にあわせて発表された「安倍談話」は、「植民地支配」 「侵略」「反省・お詫び」のキーワードは上書きに過ぎず、多くを語った割に本人の意思が伝わってこない。多弁は真意をぼやかすのか、もともと真が無いからなのか?

■原発はゼロをめざせ!
  九州電力の川内原発が8月13日、発電を開始した。福島原発から4年3か月振りの再開で、わが国の「原発ゼロ」はわずか2年で終えた。川内をきっかけに国や電力業界は「原発回帰」を進める。福島原発の事故の後始末もできていない! 多くの世論調査でも再稼働の反対が、容認を上回っている!

■お盆迎えの真っ白い防護服姿
  真っ白い防護服を着て墓石のまえで迎え火をしている風景を何かの画像で見た。言葉は悪いが「異様」としか見えない。福島第一原発から500m、ことし5回目のお盆を迎えた“帰宅困難地域”の皆さんだ。

■たかが平均寿命、されど
  日本人の平均寿命は、男性80.50歳(前年2013年80.21歳)、女性は86.83歳(同86.61歳)で、いずれも過去最高を更新。世界との比較では女性は香港の86.75歳をわずかだが上回り、3年連続で世界一。男性も香港の81.17、アイスランドの80.8歳に続き、スイス、シンガポールと並んで3位だった。(厚労省、7月30月時点)
★男性は、「晴れ、困る」、女性は、「ハローばあさん」と覚えるのはいかが?

■女性で12年、健康寿命の方が問題
  一生のうち日常生活をする上で支障の無い期間。何歳まで元気でくらせるかの指標で、2年前から厚労省が算出した。これによると、2013年時点の日本人の健康寿命は、男性71.19歳、女性74.21歳だ。大事なのは、平均寿命との落差。女性で約12年、男性では、9.5年をいかに支障なく、医療・介護に頼らず過ごせるかが課題。

■10年前より若かえっている?高齢者
  約4000人の追跡調査によると、1992年に64歳の歩行スピードは2002年の75歳とほぼ同じ、つまり11歳若返り。同じく握力も4歳若くなった。「歩行速度」は1秒間に1メートル歩けないと、信号を渡りきるのが難しいとも(都老研、鈴木隆雄=国立長寿医療センター)

<27年版高齢社会白書より、気になる!数字を抜きだしてみました>

高齢者のいる世帯は全体の約4割
  そのうち「単独世帯」、いわゆる核家族による「夫婦のみの世帯」が過半数。また「単身世帯」は昭和55年(1980)年の10.7%から平成25(2013)年には25.6%に上昇した。

頼む相手、頼みたい相手がいない男性
  子供のいない男性のうち約3分の1は、看護や世話を頼みたい相手がいないと答え、ちょっとした用事では頼りたくない、あるいは「頼める人がいない」(70.05)と多い。

一緒にいるとほっとするのは「子」?
  子のいない男性は、「あてはまる人がいない」に対し、女性では「子」のほか、「兄弟姉妹・親戚」をあげている人が多い。

高齢者のグループ活動への参加率は約6割
  10年前にくらべて増加。半数以上が「参加してよかった」「新しい友人ができた」(48.8%)、生活に充実感ができた(46.6%)とほぼ満足している。また、外出の頻度が多い人ほど、(喜びや楽しみ)を「感じている」とする割合が高い。

近所づきあいは浅く、ほとんど付き合いがない人も
  「十分感じている」22.6%「多少感じている」52.5%と、ある程度効果を上げているが、「あいさつ程度、ほとんどつきあいがない」人も多い。

将来の日常生活への不安について
  「自分や配偶者の健康や病気のこと」が67.6%と最も高く、同じく寝たきりや、介護が必要な状態になったときに不安と答えた人が59.9%と、健康への不安が断然高い。


<参加者募集!>

★シニアウォッチング・・・ ちょっぴり秋の風、、、両国の散歩道
◆日時:平成27年9月27日(日)
◆場所:ちょんまげの浴衣姿に出会う相撲のまち、両国の散歩道は、歴史の移り変わりを今に伝えている。
◆他に予定の立ち寄り先:回向院・旧安田講堂・江戸東京博物館ほか。
◆集合:JR両国駅西口改札口 10:30
◆参加費:300円
◆案内人:荒木正人SLA

★シニア住宅見学会は、「ロングライフ梶ヶ谷」
物件は、日本ロングライフ運営の介護付き有料老人ホーム(川崎市高津区梶が谷「梶が谷駅」徒歩2分。
☆「ロングライフ梶ヶ谷」のホームページはこちらをご覧ください
◆日時:平成27年10月4日(日)
◆集合:東急田園都市線「梶が谷駅」改札口 11:00
◆参加費:300円
◆案内人:沢木清美SLA

★90万u超の水郷公園・・・水元公園で深呼吸
 
梅雨の晴れ間の6月21日(日)、SLA東京主催のシニアウォッチングは、葛飾の水元公園周辺を歩きました。まず立ち寄ったのは「大岡裁き」で有名な“縛られ地蔵”の南蔵院へ。タスキほどの長さの荒縄を1本100円で買い、地蔵にテキスト ボックス: 掛けると願い事が叶う。その脇には、願いが叶って解かれた縄も同じぐらいの束の数。お地蔵さんはグルグル巻きにされ窮屈そう。
水元親水公園は、「小合溜」の遊水池として江戸川地域の水田を潤してきた歴史を持つ。かなりの人が出ているのに、それを飲み込む広さに驚く。橋を渡って、はるかメタセコイヤの林まで湖畔を散策すると、高原の湖畔にでもやってきたような景色に思わず深呼吸。湖畔の「涼亭」でのランチは予約なしの飛び込みだったが満足☆☆☆  


★80歳からの起業・・・
作務衣の仕立て処・「藍」を開業した青木さん
 
8月1日(土)、第8回「テーブルとーくサロン」は、このほど横浜本牧に、作務衣の工房を開店した青木百合恵さんがスピーカー。着る機会がなくなった着物を作務衣ファッションに仕立てる工房「藍」をオープンさせた。約500反の素材が眠る。
「いい生地に鋏を入れる時は、気合が要るんです! だって生地は生きていますから」。青木さんは、70歳までは働き、過ぎたら趣味の世界へ・・・と人生設計していたのに、80歳になって本気でビジネスと取組むことになった。「後へは引けないのよ」と笑顔で意気込みを語る。
工房「藍」は、横浜市中区本牧1丁目98番地。
青木(090-5118-2666)

●写真/テーブルとーくの様子と、横浜本牧の青木さんの店、工房




▲写真は記事と直接には関係ありません。AC・公共広告機構の中刷り広告より

◆認知症を在宅で見守るスキル講座・・・埼玉のSLAの会が企画

在宅医療と、認知症の介護の現場からの報告をふくめたスキル講座。基調講演=認知症と在宅医療:英裕雄(新宿ヒロクリニック院長)、大野教子(認知症介護の現状=認知症の人と家族の会、東京都支部代表)、「認知症の方とのコミュニケーションスキル養成方法:亀井智子(聖路加国際大学看護学部教授)ほか。
◇日時:10月17日(土)13:00〜16:45予定
◇場所:サニー貸会議室401(4F)/TEL03−5207−5300
◇アクセス:JR神田駅徒歩3分
◇主催:NPOさいたまシニアライフアドバイザーの会
◇参加費:無料(太陽生命更生財団の助成事業)
◇申込み・問い合わせ先 T&F048−831−8619(近藤)

★第1回シニア社会人落語会
「時そば」、「目黒のサンマ」など古典ものに挑戦する出演者10名はすべて社会人の紅巣亭文具さん、参遊亭遊鈴さんらが高座にのぼる。
・10月17日(土)13:00〜16:00時
・文京シビック・小ホール(JR水道橋駅、地下鉄後楽園、春日駅)
・木戸銭:1000円
・シニア大樂の主催
・申込み先:FAX 03-3251-2957

★京大合唱団の東京演奏会
女声合唱組曲「今日もひとつ」ほか男声、混声合唱曲を歌う。松本貞子SLAが出演する。
・ 10月24日(土)13:00開演
・大田区民プラザ(東急多摩川線「下丸子」駅1分
・チケット代1000円

★SLA東京のシニアウォッチング&総会
11月中旬過ぎ、第8回「テーブルとーくサロン&忘年会」は12月に予定しています。

NHKの夕方「ストップ詐欺被害・私はだまされない!」は作り話にしか聞こえない。
月に1度でいいから、息子や孫と会話があれば、声も様子もすぐわかる。
NHKのこの時間帯は、警察と消防の時間。つまり穴埋め番組なのですよと、元放送関係者(そういえば)

水がめの話、電力不足の情報はどうしたのかしら?
甲子園も熱戦がつづき真夏日が続いたのに最近「都民の水がめの水位」の話は出ないわね。
5年前に原発が止まった年の計画停電、節約の大騒ぎはやはりウソ、逆宣伝だったとしか思えない!(忘れてる)

冷蔵庫が冷えなくなったので買いに量販店へ。
日本のメーカー製品にも、「日本製です」の赤いステッカーがあるものと、無いものがあるのよ。
「日本製」に、メイド・イン・ジャパンとは?店員に聞くと、「はい、表記のあるものが日本製です」。
それ以上聞かなかったが、組み立てや部品に外国製のものが使われているということ?(そのようです)
階段を見たら、(筋トレの)チャンス!と思え!だって?
それは遠い昔のことネ。
今は、階段で転んだら、「寝たきりになると思え!」よ。階段も、怪談も怖いわ(階段が怖い)

「あなた、立派ね。いろんなことやって・・・
私なんか近くのスーパーの買い出し、炊事・洗濯・掃除ぐらいしかできないわ」 
「立派よ。それすら、いずれできなくなる!」(女性は偉い)

「下流老人」ということば、嫌ネ。
収入や貯蓄、頼れる人もいないで孤立のひとのこと。
「日本の高齢者の9割が下流化するというのよ。こんな脅迫して売る本は二流ね(三流)

「朝、目が覚めるのが楽しい人生でありたい!」。いい言葉ねえ。
「白いカーテンの窓から朝陽が差し込む・・・さあ、起きよう!今日も、キョウヨウがある!」。(おはよう!)

「出かける、出会う、何かできる・・・
これを高齢者の「3で主義」という(高齢者社会フォーラムで樋口恵子さん)。
地域創生にシニアが主役になれとも説く。こもっていては何も生まれない。
地域創生は、もともと、おんな・こども・高齢者が主役だったのよ。女性は昔から(つよい!)
昔ばなしの桃太郎も、かぐや姫も、親の介護をしないで去っていく・・
桃と竹から生まれ、自分のDNAでないのよ。
それもあるけれど、「介護を家族だけに頼るな」っていう教えなのよ」と これも樋口語録。彼女が言うとホントらしく聞こえてくるから不思議(造語家)

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