日の花粉情報」なんて天気予報と一緒にやっていたりする。
この症状は花粉や車の排気ガスが原因で、アレルギー反応がおこり、ヒスタミン・ロイコトリエンが放出され、目や鼻の粘膜が炎症をおこし、不快な症状が出るのです。しかし背の青い魚や、緑の冬野菜を食べると改善されるようです。

油脂はグリセリンに3つの脂肪酸がくっついた構造になっています。以前は脂肪酸はあまり話題にならなかったのですが、今は非常に注目されています。それは脂肪酸と現代病が密接に関係していることが、解り始めたからです。
魚の油や冬野菜の葉に含まれる脂肪酸はエイコサノイドといって、体の機能を調節するつまみを握っています。血液がサラサラ流れる、関節炎などの痛みをやわらげる、アレルギーのリスクを下げる、などの方向につまみを回すのです。
ところが、脂肪酸には色々な種類があり、揚げ物の油(主に大豆や菜種などの種子から取る)や、肉・卵の油はどちらかというと機能調節を、魚の油などとは逆の方向に回します。困ったことに現代の食事はこちらの脂肪酸を多く摂るようになってきたのです。
かつて、世界の色々な民族が受け継いできた伝統食は、必要な場所で必要な時だけエイコサノイドを作れる栄養素の構成になっています。米、大豆、イワシ、海草、青菜、根、などで作られる日本の食事は、その模範です。
たまには子供や若者に、おいしい伝統料理を作って食べさせてあげましょう。シニアの腕の見せ所です。その内に体にいいものはおいしく、しかも地球にもやさしいことが解って、自分で作るようになるのです。

娘が耳鼻科から帰ってきました。「3時間待って診てもらったのは2分、花粉症じゃないって、風邪だって」。「やれやれ」。


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