古賀グリーンパーク第2期事業では、平成17年にサービス開始予定のユニバーサルセンター(仮称)と平成18年にサービス開始予定の高齢者福祉総合センターの工事が進められていますが、介護予防支援センター「りん」に隣接した「園芸福祉ゾーン」(約900u)を古賀市が確保し、園芸福祉を市民と行政がパートナーシップをもって高齢者福祉の先進的な事業として推進するのは全国でも数少ないものであります。古賀市ではグリーンパークにおける園芸福祉ガーデン「ふれあいガーデンあい」をモデル事業としてスタートさせます。

当分は、「りん」のもづくりプログラムに従い園芸福祉サポーターにより園芸福祉活動を推進してまいります。将来的には、資格取得した初級園芸福祉士を中心にグリーンパークをはじめ、市内の公園に市民による花園づくりや街角の花壇づくり支援、小学校における教育環境整備としても花づくり活動支援や休耕田活用の市民農園づくり支援等に園芸福祉手法を活用して全市内に花いっぱい運動などを拡大していきたいと考えております。

グリーンパークの園芸福祉ガーデン「ふれあいガーデン・あい」の運営主体は、古賀市緑のまちづくりの会が中心となり、指定管理者の豊資会と古賀市の三者で「運営協議会」を設置し企画・運営をやっていく方法を取る予定です。
古賀市には、NPO法人 日本園芸福祉普及協会認定の初級園芸福祉士が2名居られますので、6月19日・20日、26日・27日に開催した「初級園芸福祉士養成講座」では、市内外から38名の受講者が参加されましたが、園芸福祉サポーターに登録後は一緒に活動をして貰う予定です。資格認定試験の合格後は初級園芸福祉士として広く活動して頂きたいと考えております。

対象者は、隣接している介護予防センター「ふれあいセンターりん」の利用者、平成18年に完成予定の高齢者福祉総合センターの利用者、市内の高齢者施設の方々で、利用者もサポーターも植物と関わる園芸福祉を通して「生きがいづくりと心身の癒やし」で介護予防を促進し元気高齢者づくりを図るものです。
「園芸福祉」のテーマである「植物を通して仲間をつくり、みんな幸せになろう」に沿って地域コミュニティづくりを実施してまいります。
※園芸福祉については、九州大学名誉教授 松尾英輔先生の「園芸福祉をすべての市民に」をご参照ください。

園芸福祉 ふれあいガーデンあいの全景
レイズドベッド(腰高花壇)風景 ふれあいガーデンあいの看板